昔ドラマで見たものの内容はすっかり忘れてしまい、原作は評価が高いものの長編すぎて手を出せずにいたが、この年末年始にゆっくり読もうと試みた。
つもりが、続きが気になってどんどん読み進めてしまった。
4~5巻は特に。
これは大作。読み応えあり。
有馬義男の実直な人柄に惹かれ、
言葉はとても印象的で毎回胸打たれ涙した。
被害者である孫娘と霊安室で対面するシーンは胸が詰まる。
もし加害者側の身内だとしたら、自分には何が出来るのだろう。
もし冤罪だとしたら、証明する為にどれだけの事が出来るのだろう。
どれだけの真実が埋もれてしまっているのだろう。
【人殺しが酷いのは被害者を殺すだけじゃなくて残ったまわりの人間をもじわじわ殺してゆく】
犯人が逮捕された事でひとつの区切りにはなるかもしれないが、残された遺族は日常と家族を奪われ、終わらない悲しみと苦しみを落としていく。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年1月15日
- 読了日 : 2018年12月31日
- 本棚登録日 : 2018年12月17日
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