さいたまとたまプラーザに住むゆるやかな男女の関係を中心にしながら、結婚や出産、性別、戸籍など、現代社会へのさまざまな疑問が主人公の思いにのせてつづられている。
主人公は私より少し上のロスジェネ世代。
その世代だからこそ見てきたものや感じるものがあるのだろう。
「二人組」にならず、社会と人と、ゆるい糸で繋がっていたい、という価値観は、実は誰もがほんとうは持っている思いなのではないか。
◽︎
日々が過ぎていくのはわりと奇跡
恋人というのは運命の結びつきというようなものでは決してなく、お互いがそれぞれに生きているだけで、ただ寄り添うということに過ぎないのだ
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- 感想投稿日 : 2017年6月14日
- 読了日 : 2017年6月18日
- 本棚登録日 : 2017年6月6日
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