はじめての文学 村上春樹

著者 :
  • 文藝春秋 (2006年12月6日発売)
3.55
  • (91)
  • (139)
  • (231)
  • (24)
  • (11)
本棚登録 : 1333
感想 : 182
3

高校の図書館で目に留まって、そのころ「村上春樹というものを読んでみたい」と思っていた私は意気揚々とページをめくってみたのだけれど、まるで意味がわからなくてすぐに書架にもどした。
その時のことをよく覚えている。今じゃいちばん敬愛する作家であるのだから、人間はどうなるか分からないものだ。
年少者向けに、いくつか春樹さんが自選しているとのこと。童話めいたものが多い印象です。
『夜のくもざる』所収のもの以外は読んだことあるはずなんだけど、タイトルに見覚えがあっても内容は結構(というかほぼ)忘れている。
私が好きな短編とは傾向がちがうものの、それも踏まえて楽しい読書だった。
娘がいつか春樹さんの小説を読んでくれる日は来るだろうか?もしそうなったら、どの話を面白いと思ってくれるだろう。今のところ、そんな日は来なそうではあるけれど……。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説(国内)
感想投稿日 : 2022年12月29日
読了日 : 2022年12月28日
本棚登録日 : 2022年12月28日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする