容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7)

著者 :
  • 文藝春秋 (2008年8月5日発売)
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本棚登録 : 51302
感想 : 3839
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名作。周りが薦める理由も、評価が高いのも納得できた。ドラマや他のガリレオは見ても読んでもないので主人公の名前さえ知らないまま読み進めたので石神がそうと思い、犯人に手を貸し始めていきなり騙された笑。

ホームレスの二度目の描写を読んであれ?人が減ってる?物語の終盤に遺体が富樫ではない事が語られ、う〜ん、失踪しても気付かれない人物…もしや…?!とホームレスが頭に浮かぶ。
何気ない描写と思われてた事が実は伏線で、後で見事なまでに騙され驚かされる。東野圭吾は天才だ。

人物像は取材を重ねて綿密に作り上げているのか、実際に存在しているように感じる。また作品を通じてこういう人もいるのかと勉強になる。東野圭吾の頭の中や仕事ぶりを見てみたい!

つい2ヶ月前に本屋で何気なく「秘密」を手に取り、東野圭吾に出会えた奇跡に感謝。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年6月18日
読了日 : 2023年6月18日
本棚登録日 : 2023年6月18日

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