容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (394ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167110123

作品紹介・あらすじ

天才数学者でありながら不遇な日々を送っていた高校教師の石神は、一人娘と暮らす隣人の靖子に秘かな想いを寄せていた。彼女たちが前夫を殺害したことを知った彼は、2人を救うため完全犯罪を企てる。だが皮肉にも、石神のかつての親友である物理学者の湯川学が、その謎に挑むことになる。
ガリレオシリーズ初の長篇、直木賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 1.著者;東野氏は小説家。「放課後」で江戸川乱歩賞を受賞し、作家デビュー。氏のエッセイによれば小中生の頃、成績はオール3で読書少年でもなかったと。高校入学後に「アルキメデスは手を汚さない」を読み、推理小説に嵌り、松本清張作品を読み漁ったそうです。「容疑者Xの献身」で直木賞と本格ミステリー大賞、「祈りの幕が下りる時」で吉川英治文学賞等、多数受賞。文学賞に15回も落選し、厳しい時代を経験した苦労人だけに、幅広い読者層があるのも頷けます。
    2.本書;数学者としての才能はあるが、不遇な生活を送っていた高校教師の石神。隣人の母娘が前夫を殺害した事を知り、完全犯罪を計画。実行したものの、曽ての親友の物理学者、湯川に見破られる。石神が、母(靖子)娘の殺人を隠蔽する為に、別の殺人を犯していたという結末に驚愕。19項の構成。
    3.個別感想(印象に残った記述を3点に絞り込み、感想を付記);
    (1)『第6項』より、「ある新設の大学で助手を探しているという話を教授が(石神に)教えてくれた。・・その話に乗る事にした。結局それが彼の人生を狂わせる事になった。その大学では研究らしい事は何一つ出来なかった。教授達は権力争いと保身の事しか考えておらず・・。他の大学での再就職を望んだが、希望は叶いそうになかった。・・彼は学生時代に取得していた教員資格を生活の糧とする道を選んだ。同時に、数学者として身を立てる道を諦めた」
    ●感想⇒これは石神(完全犯罪を計画)が目指す道を諦めた最大のポイントです。世の中には、大学を卒業する事を目的としている人が多いと思います。私も入学前はそう考え、受験勉強に励みました。しかし、入学後は自分なりに学問の意味を考えました。幾つかの講義を聞いて、優れた思想を持った教授に出会い、学問の役割は社会貢献、則ち人間生活に役立つ事だと考えたのです。本書にあるように、優れた学者を育てるよりも権力争いという学校もあるでしょう。それが嫌で、石神は目標を失い、望まぬ生活をしたと思います。しかし、偉人には、刻苦勉励骨身を惜しまぬ努力をした人もいます。ヘレン・ケラーの言葉です。「私達にとって最も恐ろしい敵は不遇ではなく、私達自身の躊躇です。自分でこんな人間だと思っているとそれだけの人間にしかなれません」。私はこの言葉に深い共感を覚えます。
    (2)『第15項』より、「僕(湯川)や君が時計から解放される事は不可能だ。お互い、社会という時計の歯車に成り下がっている。歯車がなくなれば時計は狂いだす。どんなに自分一人で勝手に回っていたいと思っても、周りがそれを許さない。その事で同時に安定というものを得ているわけだが、不自由だというのも事実だ。ホームレスの中には、元の生活には戻りたくないと思っている人間も結構いるらしい」
    ●感想⇒「社会という時計の歯車に成り下がっている」というのは、受け入れ難い言葉です。私は、学生時代には会社の歯車になりたくない、個性を生かせる創造的な仕事をしたいと願っていました。しかし、誰もがそんな都合の良い職に就ける訳ではありません。そこで、考え方を修正しました。何かしら社会に係わり、人に幸せを与えられる仕事で貢献したいと思ったのです。物づくりの企業に入り、自分なりに考えました。“社員にやりがいある仕事をしてもらう⇒会社の安定⇒社会貢献”と考え、業務に取り組みました。結果は分かりませんが、“歯車的生き方”ではなく、“主体的に生きてきた”つもりです。フィクションとは言うものの、自己否定的な人生観は好きになれません。少し熱くなりました。
    (3)『第19項』より、「指示(石神→靖子)の最後に、次の文章が付け足してあった。工藤邦明氏(靖子の元職の常連)は誠実で信用できる人物だと思われます。彼と結ばれる事は、貴女(靖子)と美里さん(靖子の娘)が幸せになる確率を高めるでしょう。私の事はすべて忘れて下さい。決して罪悪感など持ってはいけません。貴女が幸せにならなければ、私の行為はすべて無駄になるのですから。読み返してみて、また涙が出た。(靖子)これほど深い愛情に、これまで出会った事がなかった」
    ●感想⇒愛には様々な形があります。異性愛、親子愛、友情・・、石神はこれまで異性をこれほどまでに愛した経験がなかったのでしょう。“一目見て異性が好きになる”というのは一般的に若い頃に経験するものです。寝ても覚めても彼女を思うという心境は分からなくもありません。しかし、その為に殺人まで犯すのは尋常ではありません。学問にすべてをかけたのに、好まない環境に置かれた事が影響したのか、始めて理想的な女性に出会ったからか、知る由もありません。人を愛するという事は大変貴重な行為と思うものの、法を犯してまで恋焦がれるのは理解できません。当事者のみが抱く感情は他人には永遠に理解出来ないでしょう。そうした熱意を他に向ければ、違う人生もあっただろうに、と思うのです。
    4.まとめ;本書はミステリー大賞を受賞しているが、様々な事を内包した作品。石神は靖子に対する無償の愛ゆえに、殺人を犯した母娘を命がけで守ろうとする純粋さ(金の無心の為に母娘に付きまとう男を殺した事には一定の同情をするが・・)、湯川との複雑な友情・・、読み応えが十分です。読み終えて、やっと題名の意味が理解出来ました。『献身とは自己の利益を顧みないで力を尽くす事』。法を犯すのは決して許されない行為だと分かっていても、数学者を目指しながら道を外し殺人者となった、石神の孤独は如何ばかりかと深く心を動かされます。ミステリーの中に人間を描く東野氏の手腕に脱帽。(以上)

    • 村上マシュマロさん
      こんばんは、ダイちゃんさん。夜分遅くに申し訳ございません。コメントの返信をありがとうございます。ダイちゃんさんのお言葉は、全くお説教がましい...
      こんばんは、ダイちゃんさん。夜分遅くに申し訳ございません。コメントの返信をありがとうございます。ダイちゃんさんのお言葉は、全くお説教がましいとは思いません。かえって有難いくらいのお言葉です。ありがとうございます。こちらこそ今後ともよろしくお願い申し上げます。
      2022/10/02
    • koshoujiさん
      えー、ブクログ様から「YouTubeへの直リンクを張ったコメントは即刻削除せよ!!」との警告メールが届きましたので、前のコメントの指摘された...
      えー、ブクログ様から「YouTubeへの直リンクを張ったコメントは即刻削除せよ!!」との警告メールが届きましたので、前のコメントの指摘された部分を削除して書き直しました。ご了承ください。
      現在のブクログの担当者は、この10年間、私がどれほどブクログの普及に貢献してきたか知らないらしいです。
      まあ、makopapa77で検索すれば、私の真の姿が半分ほど分かりますが。

      初めまして。koshoujiと申します。
      亀レスになりますが、私のレビューに対して“いいね”ありがとうございました。
      フォローもさせて頂きました。
      私は数年前、ひたすらブクログにレビューを書き続ける毎日を送り、300本ほどレビューを書いたのですが、仕事が忙しくなり、最近は殆ど本も読めず、レビューも書いていません。そのうち、また面白いレビューを書くつもりですので、今後ともよろしくお願いいたします。
      2022/10/13
    • ダイちゃんさん
      こちらこそ、よろしくお願いいたします。
      こちらこそ、よろしくお願いいたします。
      2022/10/14
  • 何を今更、ガリレオ湯山教授。作品の活躍が華々しいので、どうせ面白いんでしょ、と避けていたような気がしてます。
    不遇な天才数学者が、秘かに想いを寄せるアパートの隣人の女性。彼女の犯した罪を遮蔽するため、彼の人生を懸けて構築したトリック。そしてもう一つの犯罪。
    天才物理学者湯山は、かつての同僚のこの男の悲しき嘘を見破りながら、彼の本心を看破っていく。
    トリックや人物像も読ませますが、数学者が全てを尽くさんとした、そのきっかけの場面は、渾身の献身を納得できる物にしています。
    評判通りの、直木賞。

    • 土瓶さん
      おおっ!
      実はずいぶんまえに古本屋に売ってしまって持ってないんですよ。
      下さい。読み返したいんで。
      あと、こたつも下さい(笑)
      寒いんです⊙...
      おおっ!
      実はずいぶんまえに古本屋に売ってしまって持ってないんですよ。
      下さい。読み返したいんで。
      あと、こたつも下さい(笑)
      寒いんです⊙⁠﹏⁠⊙
      2023/01/11
    • みんみんさん
      おびさん笑えます♪
      初ですか(〃ω〃)
      土瓶さんも初乙一…
      負けてられない笑

      おびさん笑えます♪
      初ですか(〃ω〃)
      土瓶さんも初乙一…
      負けてられない笑

      2023/01/12
    • おびのりさん
      直木賞
      読んでみるかな
      冬初め

             年初の一句

      みんみんさん、BL読もうね!
      直木賞
      読んでみるかな
      冬初め

             年初の一句

      みんみんさん、BL読もうね!
      2023/01/12
  • 天才物理学者湯川vs天才数学者石神の対決。
    「難解な問題を作る方が難しいのか、答えを解く方が難しいのか。」
    「幾何と見せかけて実は代数に見せかけるトリック」
    などなど繰り返し出てくるキーワード。
    文系の私から見ると理系的な思考ができる人って本当にすごい。その二人が全身全霊をかけて、頭脳戦を行うのだから読みごたえがあります。

    凡人の私にも知人に秀才がいます。一度読んだ本の内容はどこに何があったか全て覚えられる、一度きいたら全部覚えられるのでメモを取ったことがない。人の思いもつかぬところまで見通すことができる。だけど全部覚えられるから嫌なこともいつまでも忘れられないとか、一緒にいると仰天することばかりです。特に何もしなくてもすべての科目を理解できるとか、世の中こんな人っているんだとただただ驚くばかり。
    自分は並で十分です(笑)

    脱線しました。さて、作中は難解なトリックであるはずなのにすごく読みやすく無駄な部分がありません。
    また、登場人物の人間味にも共感することができます。石神か苦悩しているように、一度きりの人生、一つの道を一途に進んでいけたらどんなにいいことだろう。でも私たちはは往々にして、幾度もの方向転換を迫られます。
    そんなリアリティーもストーリーを彩っています。
    最後にはそうきたか!とすっきりしました。
    ミステリーはあまり読んできませんでしたが、フォロワーさんのおかげで面白さがわかってきました。
    ありがとうございます。
    これからも読書の幅を広げていきたいです。



  • シリーズ第3弾にして、情に訴えるミステリーは評判通り、読み応えアリでした。

    科学要素は抑え気味。湯川がらしくない苦悩にさらされっぱなしです。

    「人は時に、健気に生きているだけで、誰かを救っていることがある。」

    うーーーん  切なすぎる。

  • 東野圭吾さんの直木賞受賞作品

    ミステリーだけど純文学でもある。
    愛の深さが罪と交差して深さを増してる。

    規定事実を作ってしまえば決心が揺らがない。その為の別の殺人を自ら行う、思いをよせる人の為に。確固たる自己犠牲。

    靖子への「愛」、湯川との「友情」、共に普通の形とは違うが深く伝わるものがある。
    これは不器用だからでなく、もっと違うものだろう。
    言葉や態度という表面上の物以外のところ。石神本人が人に対して魅力と感じるものが重なったからだろう。
    それは自らの深い真意だと感じた。

    ミステリーの部分も勿論だが、そちらの純文学の方面の方が自分には感じるものが多く、さすが受賞作品だと感じた。

  • ガリレオシリーズ2作目

    今まで読んできた小説の中でも上位に入るほど、良かった。

    “愛”の力の凄さがよく分かった。

    読み終わった直後はとても切ない気持ちになりました。
    湯川と石神の関係が羨ましい。

    事件のトリックもまんまと罠にかかった。湯川の口から、真相をきかされた時は全てが繋がり思わず鳥肌が立った。

    数学しか愛して来なかった石神にとって、初めて女性に対して抱いた愛の不器用でいて純粋なところがさらに切なさを感じさせられた。

    本当に読んでよかったと思える作品でした。

  • 本当に素晴らしい作品です。
    ドラマガリレオを当時ずっと見ており、本作も映画館に足を運んで観ました。堤真一の演技の素晴らしさ、内容も素晴らしく非常に楽しめて、ほぼほぼ全て記憶しておりました。ただ、原作はこのタイミングで初読みです。加賀恭一郎シリーズ全部読み終わったので、ガリレオシリーズにいこうかなどうしようかなの最中です。
    読了し、評判通りかなり素晴らしい作品だと思いました。個人的にいつも思うのは、原作を超える映像化ってなかなか無いなと。本作、映画がとても素晴らしかった印象ですが、やはり原作の方が上回ってるなと。どれもそうですが東野さんの文体からは印象的にシーンのイメージもしやすく、空気感や世界観みたいなものも創造がしやすくて読み進めていくうちにどんどん引き込まれていきます。
    究極の愛の形ってどんなものなのか、、愛を伝える最上級の形って一体どんな形なのか、、きっと東野さんの出した答えがそのまま表現がされている作品なんだろうなと思いました。究極的な献身。
    殺人事件を解決するだけの謎解きミステリーに留まらず、人の様々な心情や移りゆく感情、それら登場人物の人間模様をとても上手く表現しつつ、実は主軸として恋愛小説でもあるこの作品は秀逸としか言いようがありません。好きな作品がまたひとつ増えました。

  • 無償の愛・・・という言葉がある。
    はたして石神の花岡母娘に対する行為は無償の愛だったのだろうか。
    もちろん、石神は花岡に対して特別な思いは持っていたと思う。
    でも、それだけで犯行におよんだとは考えにくい。
    もっと強烈な、石神自身の問題だったように感じた。
    何も悪いことはしていないのに大学を追われ、教師としての情熱も持てずに、毎日を暮らしているだけの毎日。
    花岡母娘に起きた不幸な出来事は、表現は悪いが石神にとっては「またとない機会」だったのでは?と思う。
    誰かのために自分の知識を総動員して対応を練る。
    頼られているという実感、自分の存在意義をはっきりと意識させてくれる日々。
    死んだように過ぎていた時間が、再び動き出したような喜び。
    石神の中にはそんな思いがあったようにも感じた。
    湯川と石神の攻防が読み応え十分だった。
    先の先を読み、事件のシナリオを書いていく石神。
    そして湯川が解きほぐしていく石神のトリック。
    どうやら「純愛」というのが物語のキーワードとして宣伝媒体に使われていたようだが、個人的にはちょっとした違和感があった。
    石神の完璧な犯罪計画は、花岡母娘のためでもあったが、無意識だったとしても石神自身の存在価値というのが大きかったと思う。
    石神が沈黙することで得られるもの。
    それは、花岡母娘の脳裏から絶対に消えない自分の記憶・・・だった気がするから。
    穿った見方だな、と思う。
    もっと素直に「純愛」ってすごい!!という感想でもいいじゃないかと思う気持ちもあるけれど。
    「ガリレオ」シリーズの傑作は、いろいろな受け取り方ができる奥の深い作品だった。

  • 名作。周りが薦める理由も、評価が高いのも納得できた。ドラマや他のガリレオは見ても読んでもないので主人公の名前さえ知らないまま読み進めたので石神がそうと思い、犯人に手を貸し始めていきなり騙された笑。

    ホームレスの二度目の描写を読んであれ?人が減ってる?物語の終盤に遺体が富樫ではない事が語られ、う〜ん、失踪しても気付かれない人物…もしや…?!とホームレスが頭に浮かぶ。
    何気ない描写と思われてた事が実は伏線で、後で見事なまでに騙され驚かされる。東野圭吾は天才だ。

    人物像は取材を重ねて綿密に作り上げているのか、実際に存在しているように感じる。また作品を通じてこういう人もいるのかと勉強になる。東野圭吾の頭の中や仕事ぶりを見てみたい!

    つい2ヶ月前に本屋で何気なく「秘密」を手に取り、東野圭吾に出会えた奇跡に感謝。

  • ガリレオシリーズ3作目。今回は長編。
    天才数学者の石神の純愛を描いたストーリー。
    どんな事が起きようとも最適解を見つけたらそれを実行していく。
    それは全て愛する人のため。
    なぜここまで彼女を愛する事が出来たのか。最後に明かされていきます。
    その最後もとにかく衝撃で。
    名作と呼ばれる意味が分かりました。
    読了後も心に残る。そんな作品のひとつになりました。

    • yhyby940さん
      おはようございます。フォロー、ありがとうございます。この作品は著者の作品の中でも、感銘を受け心に残る作品です。東野圭吾さんの作品がお好きなよ...
      おはようございます。フォロー、ありがとうございます。この作品は著者の作品の中でも、感銘を受け心に残る作品です。東野圭吾さんの作品がお好きなようですね。少し経路は違いますが、著者のエッセイで「あの頃ボクらはアホでした」と言う作品があります。著者の少年時代から大学生までの本当にアホな逸話が満載で、楽しく読めましたよ。小説とは毛色が違うので幻滅されるかもしれませんが、同じ時代を大阪で過ごした私などから見れば、より親近感を感じさせてくれる本でした。長文、ごめんなさい。
      2021/06/13
    • o.c.beats aka K.YOKOYAMAさん
      がんさん
      コメントありがとうございます!
      この作品は特に感銘を受けました。
      最近東野作品にハマっていまして。
      おすすめの「あの頃ボクらはアホ...
      がんさん
      コメントありがとうございます!
      この作品は特に感銘を受けました。
      最近東野作品にハマっていまして。
      おすすめの「あの頃ボクらはアホでした」も読んでみたいと思います。
      おすすめ教えていただき、ありがとうございました!
      2021/06/15
    • yhyby940さん
      もしも気が向かれたら、お読みください。かなり著者の印象は変わるかもせれませんが。
      もしも気が向かれたら、お読みください。かなり著者の印象は変わるかもせれませんが。
      2021/06/15
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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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