容疑者Xの献身 (文春文庫)

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著者 : 東野圭吾
  • 文藝春秋 (2008年8月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (394ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167110123

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容疑者Xの献身 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

  • さすが直木賞受賞作.この作家らしいトリックとプロット.

  • ガリレオシリーズ第三弾にして実写映画化第一弾の本作品!友人の石神が仕掛けた完全犯罪に、天才物理学者湯川学が挑む!!! 映画では語られていない真実がこの中にある。そんな本を読まない理由なんてて・・・さっぱりわからない。

    *図書館の所蔵状況はこちらから確認できます。
    http://opac2017.lib.kitami-it.ac.jp/webopac/BB50087804

  • さすが、東野圭吾という話の内容、ストーリー展開でした。

    英語の学習もかねて、まず日本語版を読んでから英語版も読むことにしました。

    ずいぶん以前にテレビで観たことがありましたが、読んでいる際に、何度も映像で蘇ってきました。

    幸いラストは覚えていなかったので、また今回も楽しむことができました。

  • 読み直すごとに
    こんなにも人を愛する事ができるのかと
    感じてしまう。
    最初呼んだ時は
    石神のトリックの非凡さが印象に残っていたが、
    しかし何度か読むと石神の靖子を愛する思いの深さが
    文章の端々に感じることができ、
    石神にとっては不幸な結果にはなるのだが
    これで良かったのではないかと感じた。

  • 最後に号泣しました。

  • 映画も見たくなった

  • 靖子&美里のアリバイ、後からどうやったんだろう?どこかで読み飛ばしちゃったっけ?と頭ひねりながら読んでいたので、真相を知って(え~!!!!)となりました。確かに天才vs天才でないと真相を暴けないレベルですな。ハイレベル過ぎて置いていかれた感じがしますが。ただ、身代わり作るより「富樫」を完璧に片づける(←天才なんだから色々出来るでしょ?)方が簡単だった気がする。
    それにしても、石神…哀れすぎる。一度くらい正面から靖子に向き合えばよかったのに…。

  • 定番で万人に認められる作品には定番になるだけの理由がある。難解で抽象的なばかりがいい作品ではない。
    石神は既に死んだ人間だった。自分で首を吊って死のうと覚悟を決めて、半分死の世界に踏み込んだところを花岡靖子に救われて、彼の命は後はもう、靖子が好きでそのためだけのものだったんだろう。
    だから靖子が罪に問われて存在を消してしまうことは、どちらにしても彼の死そのものだったんだ。だから彼は、自分だけ死に、せめて靖子を生かすことを望んだ。
    最後の慟哭は、絶望と、自身の想いを知られせめてひとかけらでも受け取ってもらえた切なさ、様々なものが含まれているとおもう。

  • 自分を犠牲にしてまで、あなたを守ってくれる人がいるか。
    最後の10Pにすべての謎をとく一つのピースが隠れていて、それにたどり着いたときは鳥肌がたったとともに、涙がでてきた。

  • 主要人物の数学者は 私の高校の頃の教師によく似てる。
    女生徒に呆れたのか 嫌になったのか男子校に替わったそうだけど・・・
    本の話とは別にそのことが頭に浮かんで・・・(笑)
    好みの話しではないけど 面白かった。

  • 読み始めて気が付いたが、映画をテレビで見たことがあった。ラスト30分くらいだけだけど、とても印象に残っていた。途中、映画と違うな・・・と思いながら読んでいたら、最後は映画の通りの内容になり、そうだったのか!となってすっきりした。

  • 2017.03.28 読了
    天才数学者が愛する隣人を守るために殺人の隠蔽の手助けをする話。
    映画を見たので結末は知っていたけど、やっぱり石神の「献身」っぷりには相当な意志の強さと愛がないと無理だと改めて思った。

    愛の形や表現の仕方は人それぞれだけど、石神の自己犠牲の献身ぶりはわたしには到底真似できないと思った。

    映画をみた後で読んで思うことは、映画では小説の世界がかなり忠実に映像化されていてわたし的には大満足だった☺︎☺︎

  • 今更だけど、読んでみた。初東野圭吾作品。
    テンポよく進むし、キャラ設定もわかりやすくて読みやすい。最後の展開には驚いた。普通に読んでたけど、確かに伏線が色々張られていたのね、と。当たり前に書いてあるはずの情報があったり、なかったり。この主人公の感情?描写も面白い。
    読みやすかったので、他のも読んでみようかな

  • めずらしく映画から入って 原作を読んだ作品です。

    ん~ 

    映画を見た方には
     それだけでいいよ。といいたい。

    見てない方には
     原作を読んだらいいよ。といいたい。

    読書を楽しむならば、観ずに読め!ですね。

    丁寧な描写のなかに キッチリ伏線が引かれていて
    なのに 最後の最後までトリックには気がつきません。
    登場人物の心理描写も見事。
    絶対読んで後悔のない作品ですね。

    ただね、私自身は 先に映画みちゃってたんで…
    ワクワク感は半減してました。

    逆にいうと、それだけ小説の世界がキッチリ映画化されていました。
    これはこれですごい!ホントお見事です。

    まとめると、
    原作を読んで
      ドキドキ  ハラハラ  うっわ!やられた!
    と、感動してから
    映画をご覧ください。 きっとダブルで楽しめますよ。

  • 以前のブログも本の感想を書いてたし、
    うちのカバンには何らかの本が入ってるのを知ってる人も多いし、
    なんだかんだで書店員してたのもバレてたんで、
    かぐりんは本を読む人ってのが知れちゃってるんですね。
    自分の周り限定ですよ。
    で、
    たまに聞かれるのは「おもしろい本ない?」ですよ!
    ジャンルを聞いても「全ジャンルで」とか言われると困る。
    つか、
    そこまで読書家でもないんで、
    人に勧められる本なんて知りませんよ!
    でも、
    あえて何かないと聞かれるんで、
    仕方なしに応えるオススメ本の中から「容疑者Xの献身」ですね。
    でも、
    1回読んで震えて終わり。
    ドラマだか映画だかになってたのをテレビで見たんですよ。
    内容的にはつまらなかったと言うしかない。
    でも、
    福山雅治さんは湯川学ですよ!
    つか、
    加賀恭一郎も阿部寛さんですよ!
    様々なアニメも小説も実写化しますが、
    これくらいの「ぴったりキャスト」を心がけて欲しい!

    現在、
    敬愛する「エドワード・ゴーリー」が、
    かなりの読書家なんですって。
    アガサ・クリスティの本は全て少なくとも5回は読んでるって!
    ミステリーって犯人がわかってしまえば何度も読む必要があるのか?
    と、
    僕も思うのですが、
    ゴーリーは「私は違う」と言っておられる。
    それが本当かどうか不明であるが・・・。
    それに習って、
    人にススメたことある本をもう1回読んでみる企画なう。

    知っての通り僕は記憶力がない。
    忘れる生き物かぐりんです!
    もう、
    1回読んで本当におもしろかったか?
    オススメできるのか?
    と、
    そういう視点も考慮しつつ読み始めてみた「容疑者Xの献身」を!

    キングコングの西野さんブログの「善悪の話し」のなかにもあるんですが、
    自分のためになるのが善で、
    自分のためにならないのが悪ならば、
    容疑者石神の行動は善ですよね!
    つか、
    人殺してるんで客観的には間違いなく「悪」でしょう。
    でもねぇ。。。

    人を好きになったことはあるさ!
    女性を好きになったこともあるし、
    人間としての意味で、
    恋愛としての意味はなく、
    男性も好きになることはある!
    もちろん、
    男性はないけど女性に対しては性の対象として好きになったこともある。
    でも、
    愛したことはあるか?
    人を愛したことはあるか?
    本当に心から人を愛したことはあるか?
    と、
    聞かれると「容疑者Xの献身」の犯人である「石神」さんより人を愛したことはない!
    断言できる!
    ゆえに、
    かぐりんは「愛を知らない人間」なんです!
    しかし、
    思うのは石神は靖子を愛していたのか?
    微妙なんですよね。。。
    絶望していたときに出会ったのは「靖子」だけではなく、
    娘の「美里」にも美しさを感じていたのだから!
    ゆえに、
    「性」の部分が消えてる感じに納得がいく。
    きっと、
    石神にとって、
    母子は天使のように純粋な性を感じない聖なる存在として認知したんじゃないかな?
    人を愛したのか石神は!
    母子を愛したのか石神は!
    どっちだ?
    母子だな!
    きっと母子を愛したんだ!
    聖なる存在としての母子を愛したんだ、きっと。
    なお、
    僕にはわからない境地だ。
    わからない境地だからきっととしか言えない。。。
    でも、
    その境地にたった石神だからこそ、完璧な戦いを繰り広げられたんでしょう。

    完璧な計画。
    完璧な意志。
    完璧な行動。
    全てにおいて完璧な犯人を追い詰めていったのは「湯川学」です。
    あまり、
    「湯川学」については書かれていないですが、
    石神が、犯人が凄すぎた!
    その、
    犯人を追い詰めていった「湯川学」も凄い!
    正確には追い詰めてはい... 続きを読む

  • 東野圭吾さんのどんでんがえしはおさすがです^^

  • 無償の愛・・・という言葉がある。
    はたして石神の花岡母娘に対する行為は無償の愛だったのだろうか。
    もちろん、石神は花岡に対して特別な思いは持っていたと思う。
    でも、それだけで犯行におよんだとは考えにくい。
    もっと強烈な、石神自身の問題だったように感じた。
    何も悪いことはしていないのに大学を追われ、教師としての情熱も持てずに、毎日を暮らしているだけの毎日。
    花岡母娘に起きた不幸な出来事は、表現は悪いが石神にとっては「またとない機会」だったのでは?と思う。
    誰かのために自分の知識を総動員して対応を練る。
    頼られているという実感、自分の存在意義をはっきりと意識させてくれる日々。
    死んだように過ぎていた時間が、再び動き出したような喜び。
    石神の中にはそんな思いがあったようにも感じた。
    湯川と石神の攻防が読み応え十分だった。
    先の先を読み、事件のシナリオを書いていく石神。
    そして湯川が解きほぐしていく石神のトリック。
    どうやら「純愛」というのが物語のキーワードとして宣伝媒体に使われていたようだが、個人的にはちょっとした違和感があった。
    石神の完璧な犯罪計画は、花岡母娘のためでもあったが、無意識だったとしても石神自身の存在価値というのが大きかったと思う。
    石神が沈黙することで得られるもの。
    それは、花岡母娘の脳裏から絶対に消えない自分の記憶・・・だった気がするから。
    穿った見方だな、と思う。
    もっと素直に「純愛」ってすごい!!という感想でもいいじゃないかと思う気持ちもあるけれど。
    「ガリレオ」シリーズの傑作は、いろいろな受け取り方ができる奥の深い作品だった。

  • トリックには驚いたし、よい作りだとはおもった。けれど、技師を簡単に殺してしまったところが腑に落ちない。石神の天才さも描き切ってないと思ったし。

  • 2008年映画化。上映中に見た作品。実に8年遅れで小説を読んだ。犯人もトリックも分かっていたとは言え、映画では描かれなかった細かな描写が分かって「なるほど」「こんなやり取りもあったのか」の連続。特に毎晩の公衆電話からの連絡にあんな意味があったのは驚いたし、素直にすごい設定だなと。

  • ネタバレ ただのミステリーでもない。ただの恋愛小説でも、友情物語でもない。これらが混然一体となり、破綻なく物語を展開させていった稀有な作品といえるのではないか。ミステリーとしての謎解き(不明なのは誰が犯人でなく、アリバイ構築と犯行隠蔽過程)が素晴らしいのは勿論。ただ、それに止まらず人間物語としても珠玉。従前、理を追及するミステリーであったガリレオシリーズだが、本作は、情と理、つまり、一見矛盾しているようだが、人間の心の裡には必ず内在する二面を、数学解答への閃きと恋に落ちる瞬間とを酷似させることで上手く表現している。
    しかも、その人間像が決して完全無欠ではない。確かに前夫のひどい振る舞いに不幸をにじませる靖子だが、結婚できそうな紳士への誘いに女としての喜びを垣間見せる点、心惹かれない石神の想いに窮屈さを感じる点は、人間ぼいなぁと。一方、愛のためとは言え、その献身は違法というだけでなく、あざとさすら感じさせる石神の振る舞い、あるいは靖子に近づく男性を嫉妬に塗れて見つめる姿、さらには、浮浪者殺害の方法論や有りように全く人間味を感じさせない冷徹ぶりは鼻白む程。
    映画版の堤真一・松雪泰子の演技の卓越ぶりを否定するつもりは毛頭ない。また、映画版は、本作上、文章で明快にされている感情を演者の演技に委ね、芸達者な演者に恵まれたこともあって、映像作品として秀逸。が、そもそも本作の深みや多面性は、登場人物の人間像(健気さとコケティシュと背徳を併せ持つ靖子、冷酷と純愛とをてらいもなく併せ持つ石神。本来可哀想な被害者であるはずの元夫の悪徳ぶり、何の責任のない哀れな浮浪者だが、プライドを捨てきれず仕事人としての責任を果たせていない被害者)の創作があってこそ、との意を強くした。

  • ガリレオシリーズ初の長編。天才数学者の石神の難問に挑む湯川。女性に対する異常なまでの献身的な石神の愛情。

    ひとに解けない問題を作るのと、その問題を解くのはどちらが難しいか。方程式を使って誰かがこしらえた問題を解くことが数学かと思っていたけど、定規のない、手探りで問題を見出だすことも数学の醍醐味なのかなと思う。

    石神のトリックの正体には、最後まで気がつきませんでした。天才的であるが故の悲劇と苦悩。

    孤高の天才同士だからこそ、通じあえるものがあったのだと思う。湯川の悲哀を感じました。草薙刑事の刑事としての立場と友達としての立場。こちらも苦悩が見てとれました。

  • トリックは見事だしとても読みやすいけれど。。
    他人の命を犠牲にして、献身とはどうなの?と思ってしまった。

  • 大学卒業時に友達から蔵書を大量にもらった中の一冊。
    積読状態のものを読破。

    非常に面白かった。
    最初から最後までまったく飽きさせない。
    結末後のことについても想像をかきたてられる。

  • 一気に読んでしまって、最後のページを読んでいるときに一気に泣き出してしまってその後もずっと泣いていた
    こんなに登場人物の気持ちが手に取るようにわかるサスペンスは初めて。

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容疑者Xの献身 (文春文庫)の作品紹介

天才数学者でありながら不遇な日々を送っていた高校教師の石神は、一人娘と暮らす隣人の靖子に秘かな想いを寄せていた。彼女たちが前夫を殺害したことを知った彼は、2人を救うため完全犯罪を企てる。だが皮肉にも、石神のかつての親友である物理学者の湯川学が、その謎に挑むことになる。
ガリレオシリーズ初の長篇、直木賞受賞作。

容疑者Xの献身 (文春文庫)の単行本

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