見知らぬ妻へ: 傑作小説 (光文社文庫 あ 29-4)

著者 :
  • 光文社 (2001年4月12日発売)
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本棚登録 : 1076
感想 : 85
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浅田次郎さんの短編集。

躓いたさきに何とか生きている。周りの助けもあるがそれを拒み、他人のため孤独を選ぶ。そんな人物ばかり。

その意地に何の意味もないのかもしれないが、それでも想いを自分の内に抱えてしまう。
破滅的に不器用な選択をする大人たちの生き様が胸に染みて、後を引いてしまいます。

「うたかた」
頼子は人生を完遂できたのだろう。こんな最期も潔く感じてしまう。

「スターダストレビュー」
圭二もやり直すチャンスはあったのに、、、節子とやり直して欲しかったと悔しくなってしまう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年5月19日
読了日 : 2023年5月19日
本棚登録日 : 2023年5月16日

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