ラテンアメリカ文学の作家5名による短篇と詩合わせて7篇を収録。
ホセ・エミリオ・パチェーコ「砂漠の戦い」(安藤哲行訳)
マリオ・バルガス・リョサ「小犬たち」(鈴木恵子訳)
カルロス・フエンテス「二人のエレーナ」(安藤哲行訳)
オクタビオ・パス「白」(鼓直訳)
「青い花束」(野谷文昭訳)
「正体不明の二人への手紙」(野谷文昭訳)
ミゲル・アンヘル・アストゥリアス「グアテマラ伝説集」(牛島信明訳)
M・バルガス・リョサの「小犬たち」とO・パスの「青い花束」が特に好き。この2篇は物語として比較的読み易く、理解し易かったかもしれない。
反対にパスの「白」とM・Á・アストゥリアスの「グアテマラ伝説集」には全く歯が立たなかった。シュルレアリスムというのかマジックリアリズムというのか、翻訳による原文からの隔絶なのか、ラテンアメリカ文学はほぼ初心者である自分には早過ぎたのだろうか?
改訂にあたり版権の都合で本作から除かれたというシルビーナ・オカンポの「鏡の前のコルネリア」を読んでみたい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
集英社
- 感想投稿日 : 2023年8月10日
- 読了日 : 2023年8月10日
- 本棚登録日 : 2021年4月18日
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