宝島

著者 :
  • 講談社 (2018年6月21日発売)
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本棚登録 : 190
感想 : 25
5

夏は気温が高い。気温が高いというのはエネルギーが高いってことで、若者なんかは闇雲に元気になるし、菌とか虫とかも元気になって腐敗が進んだりする、なんていうか夏は、冬と比べると、完全にいたるところに生命やら、エネルギーが溢れかえっている。
そんな理由で夏があんまり好きじゃないんだけど、この本はそう言った生命力とか熱とかエネルギーとか沖縄が溢れていながらも、何故か好きになれた。
沖縄という土地の悲哀というのは、他の地域に住んでいる人間はあまり意識しないものだ、そう言った悲哀を少しでも感じるという意味でも良い本だと思うが。
そんなことより、ストーリーでチムドンドンして非常に良かった。
最後は、完全に泣いた。控えめに言って、すげえいい小説だった。あきさみよう!
しかも、作者は東京出身とか、マジぱねぇっす。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エンタテイメント
感想投稿日 : 2019年3月8日
読了日 : 2019年3月7日
本棚登録日 : 2019年3月7日

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