この作者さんの作品を、初めて読みました。
孤独や寂しさに浸りきらない強さというか、しなやかさというか、どの話の主人公も、時にはのらりくらり、でもしっかり芯を通してすっくと自立している感じが好ましい。独特の台詞回しも読んでいて気持ちが良いです。
「架空の森」のラストが特に好きでした。
あの姿を笑い飛ばせる織人くんと、一世一代のユーモア皮に身を包んで肩を抱かれる苑生さんと。
織人くんのように、朗らかに笑いたくなるような、なんともおかしみのある可愛らしいラストでした。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年2月18日
- 読了日 : 2024年2月18日
- 本棚登録日 : 2024年2月18日
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