投資のお勉強。ピーター・リンチ氏は債権より株を薦めている。
発言者は自分の好きな銘柄のことで頭がいっぱいだから、私が時間をごまかしても気づかなかった。実際、株の話は90秒もあれば足りる。どこかの株を買うことにしたというのなら、なぜそう決断したのかを小学五年生でも理解できるシンプルな言葉で、そして小学五年生が飽きてしまわないように手早く説明できるようにするべきだ。
こういう自信の喪失を招かないためにフィデリティではプレゼンテーションについて感想や意見を言うことを許さなかった。話は聞くだけにし、それを参考にするかしないかは各人に任せるというスタイルを取ったのだ。また私は、発表者の質ではなく発表されたアイデアの質に注目するよう努めた。銘柄選択のスキルがプレゼンのスキルをはるかに上回っているという人はいるし、最も貴重なアドバイスはそういう人から得られることが多かったのである。この会合以外の場では、キッチンタイマーをオフにして、そういう口べたな人たちの知恵を利用するのが常だった。
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- 感想投稿日 : 2019年5月26日
- 読了日 : 2019年5月26日
- 本棚登録日 : 2019年5月26日
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