或るチェスプレイヤーの生涯を描いた作品。
チェスの知識ゼロでも、なんとかなる?
哀愁漂う優しい物語。
チェスのことは、全くわかりません!笑
なので、チェスの動きの描写に対しては「あー駒が、升のどこかに動いたんだなー」ぐらいにしか思えませんでした。。
チェス盤と駒の動きを想像できたら、もっと感動できる場面もあったんだろうな〜と思うと、ちょっと残念。
でも、この本に惹かれたのは『物語の温かさ』です。
主人公の大切な人や物事を失くしながらも、その人・物からもらった思い出や教えが主人公を守ってくれる。
その哀愁と温度が心地よかったです。
失くした時にトラウマを背負うけれど、心に残るのは傷だけではない。
その人の声や思い出、空間の匂いとか、そういうものを感じた時って、なぜか温かい気持ちになるんですよね。
そういう気持ちを、物語と共有できた事が嬉しかったです。
甘いお菓子と温かい飲み物をお供にしたい物語。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年11月21日
- 読了日 : 2022年11月21日
- 本棚登録日 : 2022年11月21日
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