悪の読書術 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社 (2003年10月20日発売)
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本棚登録 : 480
感想 : 72
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『悪の読書術』
福田和也

虚栄心というもの、評判の悪い心根ですが、しかし人間の向上心を考えた時に虚栄心というのは、なかなかに頼もしい味方なのです。(p28)

★マイナスな面も飼いならしてしまうということ。一理ある。

本を読む、本を選ぶというのは、自らの内面の表明であると同時に、どのように自分自身を、その精神面を作っていくのか。という選択と戦略にも関わっているのです。(p228)

★そうなる為に、本を読むというのは決して間違っていない。

イノセントに読書を楽しむ、自分はこの本が好きだから読む、ではなく、自分を自分として作り、向上させるために何を読むべきか、ということを、客観的に考えるべきでしょう。(p231)

★本書の要約でもある。面白い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 読書
感想投稿日 : 2013年5月1日
読了日 : 2013年5月1日
本棚登録日 : 2013年5月1日

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