『悪の読書術』
福田和也
虚栄心というもの、評判の悪い心根ですが、しかし人間の向上心を考えた時に虚栄心というのは、なかなかに頼もしい味方なのです。(p28)
★マイナスな面も飼いならしてしまうということ。一理ある。
本を読む、本を選ぶというのは、自らの内面の表明であると同時に、どのように自分自身を、その精神面を作っていくのか。という選択と戦略にも関わっているのです。(p228)
★そうなる為に、本を読むというのは決して間違っていない。
イノセントに読書を楽しむ、自分はこの本が好きだから読む、ではなく、自分を自分として作り、向上させるために何を読むべきか、ということを、客観的に考えるべきでしょう。(p231)
★本書の要約でもある。面白い。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
読書
- 感想投稿日 : 2013年5月1日
- 読了日 : 2013年5月1日
- 本棚登録日 : 2013年5月1日
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