殺戮にいたる病 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (1996年11月14日発売)
3.85
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本棚登録 : 8916
感想 : 1263

裏表紙にも書かれていますが、サイコキラーの猟奇的な連続殺人事件のお話で、犯人は最初からわかっていました。

視点が、犯人、事件を追う元刑事、雅子の三者となっていて、それぞれの時系列もきちんとわかりやすかったです。
殺人の内容が…アレですよ、大分グロテスクな表現が多くて。気持ち悪くさせる目的(?)なのかしらって思いながら読んでいました。
でもなーただ気持ち悪い押しされても、何というかあんまり私のメンタルには響かないなぁ…なんて思いながらお話は進み。

最後の8行で「えっ?なんて??」と何度か読み返して冒頭に戻り、中を飛ばし読み。

そうかーそこかー!!参りましたー!!
そーゆー風に思えば、ちゃんと書いてありましたね、疑わしき描写!みたいな。

まんまとすっかり綺麗に騙されました。
描写がキモチワルイけど、みなさんの評価が高いのがわかりました!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年11月3日
読了日 : 2021年11月3日
本棚登録日 : 2021年11月3日

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