香りにまつわる短編集。心に引っかかる懐かしさ、これから味わうほろ苦さ、思い出したくないほどの苦しさ……香りは記憶に結びつくというけれど、歳を重ねたこれからは、香りを記憶するよりも思い出すことが増えるんだろうか。そんなことを考えながらも、すっと沁み入る作品でした。
とくに「父とガムと彼女」「ロックとブルースに還る夜」がお気に入り。
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- 感想投稿日 : 2022年10月12日
- 読了日 : 2022年10月12日
- 本棚登録日 : 2022年10月12日
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