芸術と脳科学の対話: バルテュスとゼキによる本質的なものの探求

  • 青土社 (2007年5月1日発売)
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感想 : 3
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先日、心理学会にて訳者の桑田先生の講演を聴き、購入。
なかなか面白い内容でした。画家バルテュスと、科学者ゼキの対話録。
ときおり対話なのに堂々とシカトをくらわしたり、突如としてバルテュスの奥さんが対話に乱入してきたり、読み物としても充分に面白かった(笑)
傍注も詳しくされているので、つっかかることなく読めました。
ただし、まああくまで対話ですので、二人の思想に関する話というか……突っ込んで脳科学の話をしたりはしません。
本気で芸術と脳科学の関連を知りたいなら、ゼキの『脳はいかに美を感じるか』の方がいいですね。カラー、図版多でわかりやすい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 芸術文化論
感想投稿日 : 2010年5月11日
読了日 : 2009年12月11日
本棚登録日 : 2009年12月11日

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