隠蔽捜査(新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2005年9月21日発売)
4.11
  • (62)
  • (67)
  • (34)
  • (2)
  • (2)
本棚登録 : 440
感想 : 57
4

累計240万部突破! 4冠に輝き、映像化も話題となった超人気シリーズ
日本が誇る警察小説はここから始まった──

警察庁と警視庁の違いとは? 警視庁とは、東京都内の警察署を束ねる「東京警察本部」であり、 警察庁とは、日本全国の警察を管理・運営している機関です。 これで、その差は一目瞭然ですね。 つまり警視庁は警察庁に管理される警察本部の1つというわけです。

竜崎伸也、東大法学部卒。愛想なく冗談ひとつ言わない男。そして、最も頼りになる警察官僚

「大人の判断だって?それは、臭い物に蓋という古くて役立たずの官僚主義のことだ。今必要なのは、保身のための方便じゃない。どうしたら被害が最小限で抑えられるかという正しい危機管理なんだ」(本文より)

竜崎伸也は、警察官僚である。現在は警察庁長官官房でマスコミ対策を担っている。原理原則を遵守するその朴念仁ぶりに、周囲は〈変人〉という称号を与えた。だが彼はこう考えていた。エリートは、国家を守るため、身命を捧げるべきだ。私はその信条に従って生きているにすぎない、と──。組織を揺るがす連続殺人事件に、竜崎は真正面から対決してゆく。警察小説の歴史を変えた、吉川英治文学新人賞受賞作。

読書状況:積読 公開設定:公開
カテゴリ: 刑事物
感想投稿日 : 2024年1月31日
本棚登録日 : 2024年1月31日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする