ミュージック好きで超クールな死神・千葉の話。
死神は対象者を一週間調査し、訪れる運命の「不慮の死」が相応しいか否かを判断する。
可と判断が下された場合、8日目が対象者の死ぬ日となる。
調査対象者の最後の一週間を死神目線で描く。
殺し屋シリーズといい、伊坂さんは死をタブー扱いせず潔く取り扱うなあ、という印象を改めて持った。
死神の精度 評価3
精度は結構いい加減。そのいい加減さが後でドラマを生む。
死神と藤田 評価4
吹雪に死神 評価3
恋愛で死神 評価5
切ない。泣ける。
結末は「君の膵臓をたべたい」をどことなく彷彿させる。
旅路を死神 評価3
死神対老女 評価5
ほのぼのとしてる。そして、死神と老女のやりとりがものすごく含蓄がある。死と人生の本質をついていて、なんとも言えないたまらない気分になる。この短編は名作だと思う。
ー 幸せか不幸かなんてね、死ぬまでわからないんだってさ
ー (死は)全然、特別なことじゃない。でも、大事なこと
ー 眩しいのと、嬉しいのと、似てるかも
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年8月9日
- 読了日 : 2020年8月7日
- 本棚登録日 : 2020年8月4日
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