嘘をもうひとつだけ (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2003年2月14日発売)
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 加賀さんの練馬警察署勤務を確認。夏でもスーツを着て、かっこよく仕事に励まれていました。
 でも怖いですね、自分ではここまでなら許されるだろうとか、むしろいいことしてるつもりでも、恨みを買って制裁を受けることもあるんですよね。最後の『友の助言』は、東野先生からの「助言」として受け取りました。
 でも嘘はだめだよね~。ひっかけというか、誘導というか、そういうのは加賀さんにはしてほしくないです。
 まあ、ほとんどは、最初のちょっとした違和感から論理を組み立て、現場捜査で裏付けを得て、仮説をもって、詰将棋のように、かっこよく容疑者を追い詰めてましたけど。それでいて、優しさがあふれているところが、何と言っても、素晴らしいです。

 ところで、東野先生はバレイ団お好きなんですね。でも、警察犬への無茶ぶりはやめていただきたいです。麻薬検知犬だってトレーニング必要なのに、何百種類もある「農薬」を検知させるだなんて。犬のからだにも悪そう。加賀さんにそんなとんでも発言をさせるのだけはやめていただきたいです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2024年3月8日
読了日 : 2024年3月5日
本棚登録日 : 2024年2月25日

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