一気に読み終えた。笑えて感動して最後、涙が出てしまいました。この本読んでよかった!
主人公の夢は結婚したい、お金が欲しい、世界一周旅行したいということで、なんでも手に入れたいタイプ。
それを聞いたとき、夢とはなんだろうかと疑問が湧きました。それらの夢って叶えたらどうなるのだろうか。
この本を読み進めていくと自分なりの解が見えて来ました。
実は夢の目的とは幸せになることで、その目的は生きていく限り終わらない。主人公が夢としてあげていることは幸せになるための手段であり、その手段が積み重なることで幸せに近づいていく。だから夢は時々で変わっていって問題ないのではないか、そう思いました。
ただ、その手段である夢を叶えていくのは非常に難しい。
夢を叶える、成功するためには必ず犠牲や苦痛が存在し、ほとんどの人が自分を正当化して逃げ、それを乗り越えようとしない。
だけど頑張って、頑張って、頑張って困難を乗り越えられると見たことがない景色が見えるようになる。それが成長だし、成功になる。それがはっきりとわかった本でした。
私はここ1年、営業から企画、教育の仕事へ移りました。最初は今までと勝手が違い戸惑ったけれど、やりたかった頑張る人をサポートする仕事ができ、楽しいと思えてきました。
そんな今があるのは今までの経験があったからこそです。
高校受験で滑り止め以外全部落ちるという挫折し、塾などで人から教えてもらうだけじゃダメ、自分から自ら学びに行かないとダメということを学びました。
大学生時代、ゼミでビジネスの楽しさを知りました。
就活浪人したことで留学ができ、世界中の人と友達になったことで人材育成の面白さを知りました。
社会人になったあとも営業としてお客様のことを考え、どんなに辛くても、どんなに忙しくても(時々弱音をはいてたけれど)乗り越えて来ました。
これらの経験があってこそ、今の仕事が楽しいと思えているのだと思う。
10年前の自分は今の自分を想像できていないと思う。それは不思議なことでもあるし、私は今までの経験を感謝したいと思います。
そんな風に思えた本でした。
- 感想投稿日 : 2022年7月26日
- 読了日 : 2022年7月26日
- 本棚登録日 : 2022年7月26日
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