下町ロケット2 ガウディ計画

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  • 小学館 (2015年11月5日発売)
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以前読んだ下町ロケットの続編ということで、期待に胸膨らませ一気読みした。
佃製作所のピンチにヒヤヒヤしながらも、最後のどんでん返しはかなり爽快だった。

今回の話は、佃製作所の新しいチャレンジである心臓の人工弁を作ることに焦点を置いている。

吹けば飛ぶ、そう揶揄される佃製作所。
中小企業が医療の分野に足を踏み入れるのは、かなりのリスクを背負うことになる。
もし医療事故がおこると、莫大な慰謝料に、佃製作所のような中小企業は一気に倒産に傾くだろう。

それでも、この大きなリスクを背負ってでも、桜田経編の桜田社長や一村医師は成し遂げたかった夢がある。
子供たちの心臓にあった人工弁を作ること。
それがどれだけ医療に貢献し、人の命を救えるか。

その熱意に触れた佃製作所は人工弁を作りたいという気持ちが膨らんでいく。
命の尊さを実際の手術の現場見て感じた。
そして佃製作所は人工弁の制作、「ガウディ計画」に乗り出したのである。

人々の情熱が物作りにあふれ、時間がかっても夢を実現させる力に圧倒された。

職人でオタク気質な佃製作所のキャラクター達の熱意に感動し、またこの先の幾度とないチャレンジも応援したいと思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年2月14日
読了日 : 2020年2月14日
本棚登録日 : 2020年2月14日

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