短編集。
表題作「みちのくの人形たち」厳しい暮らしに伴う逆さ屏風の歴史と、行う者の苦悩を伝える像。土産物の人形の顔を消された子供たちになぞらえ、町内バスの車内で並ぶ人の顔を人形に見立てたラストは恐ろしさよりも哀しみの色が強い
失われつつある記憶に思いを馳せ綴った、哀感漂う作品が多め。表題作、「破れ草紙拠るレポート」「和人のユーカラ」が好み
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
図書館本
- 感想投稿日 : 2022年10月22日
- 読了日 : 2022年10月22日
- 本棚登録日 : 2022年10月22日
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