秘密 (文春文庫 ひ 13-1)

著者 :
  • 文藝春秋 (2001年5月10日発売)
3.96
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本棚登録 : 41965
感想 : 3304
3

2022.12.3 読了。

☆3.5くらいにしたい。
映画化もされ話題にもなった作品だが、やっと機会を得て読み終えた。東野圭吾作品は本格派のミステリーを読んだことがなく感動ミステリー系を何作か読んでいるのだが、少々似通った筋書きがあるなぁ〜ということで個人的に☆4には届かず、といったところ。
文庫本の初版が20年以上前だから読む順番がこちらが先だったらもっと感動していたかもしれないと思った。

「秘密」という言葉から作中に何度もこれが最大の秘密なのか?連想させられる部分があるが、最後の最後にきて「こう落としたか!」というところは東野さんの作品の素晴らしいところだなぁと思った。
明るい未来を暗示させるラストで物語はここで終わりを迎えるが、現実に杉田家の一員になってしまったらやっぱり今後も「何か」を抱えながら生きていくしかないのだな。
題名「秘密」納得です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年12月3日
読了日 : 2022年12月3日
本棚登録日 : 2022年12月3日

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