個人的に好きなのはパラと京くん。
パラの一見ぶっ飛んだキャラクターの裏には冷静なもう一人のパラがいる。
程度の差は違えど誰にでも表面の仮面の自分と心の自分は一致はしないと思う。
例えば、仕事、学校、それぞれに多少の自分の仮面はあってそれを使い分けてるに過ぎないのではないか。
パラは内面の冷静な自分を悲観的に見ている。
それを隠すためにぶっ飛んだパッパラパーの人間として振る舞っていた。
誰にだってなりたい自分はあるし、それになろうと奮闘するのだって悪くない。
でも、やっぱりパラは頑張り過ぎかな。
エルのたまには気を抜いていいんじゃないかなという言葉がとても好きだ。
京くんは自分と一番共通点が多かったように感じた。
自己肯定感が低く、ヅカといることにも少し引け目を感じてしまっている。
自己肯定感が低いがために、杞憂が多く、悩んでしまうことも多い。
それでもなんとかして困っている仲間に寄り添おうとしていた京くんにも好感が持てた。
とにかく、5人それぞれに色があり、5人それぞれが他人には知り得ない内面を持っている。
特殊能力があるは別にしても、とても共感する場面が沢山ある青春ストーリーであった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年2月21日
- 読了日 : 2021年2月21日
- 本棚登録日 : 2021年2月21日
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