上橋先生も書いておられるが「獣の奏者」は第二巻の「王獣編」で完璧に閉じた物語である。
物語が書き継がれたことで、王獣の謎やエリンの人生について想像を膨らませる余地はなくなってしまった。
しかし、この「探求編」も間違いなく面白い。
物語の最終盤に出てくる「生まれて、死ぬまでのあいだに、この10年があって、よかった」という言葉が切ない。再読なのに完結編を読むのを躊躇ってしまう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ファンタジー
- 感想投稿日 : 2022年12月4日
- 読了日 : 2022年11月27日
- 本棚登録日 : 2022年11月26日
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