凄い作品だった。
間違いなく自分が今まで読んだ作品の中で最上級の作品であるだろうと感じている。
はじめて喉元まで込み上げてくるような苦しさも味わった。
戦時中故の深く感じさせられる「生と死」、そして「愛」
80年位前の日本はこんなにも「生と死」が生活に隣接していて、だからこそ「愛」の形も純粋で深く重い。
自分自身を見つめ直す機会もくれた。
今日という日の意味や明日という日の大切さ。周りにいる人達の大事さ。
気づかないというより気づこうとしない事の多さが嫌という程感じさせられる。
もう少しだけ噛み締めながら生活していかねばと感じた。
「平和」と「戦争」
賛否分かれるテーマではあるが、平和の中にも気持ち悪いくすぶる違和感のような気持ちがあるのも事実。戦争の中にもこの作品のように深い純粋な心があるのも事実。どちらも甲乙つけるものではないのだろうと考えた。
こうして読後、感想を書いてはみているもののなんだか上手く書けない。
自分の言葉や感情に深い純粋さが足りない事に気づいているからだと思う。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年9月4日
- 読了日 : 2023年9月26日
- 本棚登録日 : 2023年8月19日
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