仕掛学―人を動かすアイデアのつくり方

著者 :
  • 東洋経済新報社 (2016年9月22日発売)
3.42
  • (78)
  • (148)
  • (219)
  • (52)
  • (18)
本棚登録 : 2543
感想 : 210
4


・人の「ついしたくなる」へ誘導し、行動を変化
 させる『仕掛学』にスポットを当てた一冊。
 著者がこれまでに調査してきた事例も掲載しながら、
 『仕掛け』とは何かを噛み砕いて解説している。
 
・仕掛けとは、いつもの行動からもう一つの行動へ
 誘導する仕組みやアイデアのことを指しており、
 仕掛けを上手に利用することで、個人〜社会に関
 わる課題解決のヒントが盛り込まれていた。

・事例の調査と分析から『仕掛けの原理』を類型化し、
 各要素の関係性も提示してくれているので、自分の
 身近なことの視点を変えるきっかけになる本。


ーーーーー本書から参考となったことメモーーーーー

【仕掛けの定義(P.36)】
 ①公平性:誰も不利益を被らない。
 ②誘引生:行動が誘われる。
 ③目的の二重性:仕掛ける側と仕掛けられる側の
         目的が異なる。

【仕掛けの原理(P.82)】
 物理的トリガ × 心理的トリガ → 行動の変化

【オズボーンのチェックリスト(P.156)】
アイデアに行き詰まった時の視点の切替えヒント
1.他の使い道は?    /Put to other uses?
2.他に似たものは?   /Adapt?
3.変えてみたら?    /Modify?
4.大きくしてみたら?  /Magnify?
5.小さくしてみたら?  /Minify?
6.他のもので代用したら?/Substitute?
7.入れ替えてみたら?  /Rearrange?
8.逆にしてみたら?   /Reverse?
9.組み合わせてみたら? /Combine?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 社会
感想投稿日 : 2020年11月3日
読了日 : 2020年11月2日
本棚登録日 : 2020年11月3日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする