この世の春 下

著者 :
  • 新潮社 (2017年8月31日発売)
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本棚登録 : 1401
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これが現代だと、心を病んだ御曹司と、心優しき部下の娘が最後くっついちゃって「はいはい、美男美女~<(`^´)>」なのに、時代が違うだけで、忍びは出てくる、登場人物の所作がとにかく美しい、健気な子どもしかいない、忠義が社畜に堕ちない、台詞に品がある…
現代人の無い物ねだりか、宮部さんの表現力か。
上巻でも思ったのだけど、下巻の帯にも「リベンジ」とか書くし。帯作った人センスないわ。世界観壊れる。上巻の帯の「ヒーローの誕生」にも違和感。誰を指してヒーロー?
時代小説あんまり、な人(わたしもです)にもお薦め。量ありますが、ぎっしり詰まっているのではなく、丁寧に描かれての量なので、するするいけちゃいますよ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年11月23日
読了日 : 2021年11月23日
本棚登録日 : 2021年11月23日

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