背表紙の紹介文に「予期せぬラスト」とあったので、何だろう実はプロローグの私は聡乃じゃないとか? 聡乃の推測が実はみんな外れていて、あっと驚く真相が…などと思いながら読んでしまったので、スカッとしそこねました。「大胆不敵な罠」とか、書くべきではないのでは。せっかく作者が行間紙背で匂わせているものを…。
先入観なしで読んでいたら、バカ夫とバカ女にチョロいと思われてノーマークだった妻が腹くくって二人を破滅させる、ブラボー!! なお話です。それでも旦那のこと好きなの? 人が良すぎない? という読者のもやもやを一気に晴らしてくれます。旦那に向かって言う「待ってるから」にゾクゾク。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年8月21日
- 読了日 : 2021年8月21日
- 本棚登録日 : 2021年8月16日
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