主人公のゆうじ君はキツネに頼まれ、模型飛行機と〝そらいろのたね〟を物々交換します。種だから何かしらの植物の芽がでると思っていると、〝予想外のモノ〟が出てきます。
ページをめくるごとに〝予想外のモノ〟が成長していき、『最後のオチはどうなるの!?』と親の私も楽しみながら読めました。
オチの部分である最後の3ページは説明的な絵ではなく、文章で詳細が書かれており、子どもの想像力をかき立てているような気がします。(ネタバレを避けて抽象的に書きますが、文章は動的な表現なのに、絵は写真で撮ったかのような静的な表現に留まっていました。)
「ぐりとぐら」の作者でもある、なかがわりえこ氏とおおむらゆりこ氏。名字と出身地が違うので今まで気づきませんでしたが、お二人は姉妹であると本書の巻末の説明で知りました(中川氏が姉、大村氏が妹)。
姉妹で制作した絵本が、長い間子どもたちに親しまれているなんて素敵ですね。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
子ども向け(日本語)
- 感想投稿日 : 2023年1月11日
- 読了日 : 2022年12月24日
- 本棚登録日 : 2022年12月24日
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