昔、子どもが買ってた本。なんとなく読んでみた。
なんて高校時代の何気ない日が鮮やかに書かれているんだろう。
キラキラして楽しくて仕方ない感じも、モヤモヤしてイライラしてどうしようもない感じも。
教室で、部活で、恋愛で、家庭で、笑い転げる事も喉の奥に挟まったままの事も。
きっと読む人それぞれの経験が思い出されたりするんだろうなぁ。
そして、なんて高校時代の空気が鮮やかに書かれているんだろう。
体育館の床のなる音に、グラグラのバスケットゴールに、プルプルのリップに、ポッキーに、大きめの制服に、黒い生地の野球カバンに。
もうずいぶん時間が経ったけれど、自分が高校生の時にこの本を読んだら、しんどくて読みきれないかもと思ってしまった。
この本を買った時、高校生だった娘に、今更ながら感想を聞いてみると「まぁ普通に面白かったかな〜どうだったけ?」
そりゃあそうだ。子ども達は今が大切で忙しいよね。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
家
- 感想投稿日 : 2024年3月31日
- 読了日 : 2024年3月29日
- 本棚登録日 : 2024年3月28日
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