桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)

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著者 : 朝井リョウ
  • 集英社 (2012年4月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087468175

桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 高校生で、いつも何が心に引っかかっている人に読んでほしいな。

  • 主人公である桐島は一度も、本人として出てこなかった。何人かの会話の中に、桐島という人物が登場してきて彼らの転機となるキーパーソンである。
    多感な若者という時期に取り巻く感情について、うまく焦点を当てて書かれているなと感じた。
    中でも、高校という狭い世界が全てだと思っている高校生を客観的に批判している内容のようにもみられた。

  • こういう構成、好き。これを19歳の時に書いたのか。
    大人になってもどこにいても、ランク付けグループ分けして自分の立ち位置を探している。
    探すべきは自分が輝ける夢中になれるもの。

  • 読み始めたらとてもあっというま。
    実果の章は読んでる時も読んだ後も、なんともいえない感情になる。

    詩織みたいな子がわたしは好き。

  • 2017.03
    青春時代あれやこれや考えてたことってみんな思ってたんだなー。懐かしかった!

  • 直木賞作家・朝井リョウのデビュー作。高校が舞台。タイトル通り、バレー部をある日やめた桐島によって、周囲の友人たちの様子が変化してくる。高校生各人をテーマに、短編のように紡がれていく青春小説というべきか。しかし、世代間ギャップも禁じえなかった…。

  • てっきり桐島が主役なのかと思ったら違った。桐島自身のことはでてこない。桐島がバレーボール部をやめることによって影響を受ける数名の高校生のことが書かれてある。
    思いこみってこわい。相手は自分とはまったく反対のことを思ってる。こうだ!って決めつけるのはよくない。もっとのびのびと相手を、周囲を見回したいと思った。あと、本当に好きなものを持ちたいとも思った。

  • 心理描写が最初はくどいなと思っていたのが、段々と溶け込んできて、気がつくと読みふけってた。もうずいぶん前に抱いていた感情を思い出させてくれた。

  • 久々の朝井リョウ作品。
    感情表現がやはりすごいな、と思った。伏線というか、うまいことつながっているな、という感じ。
    でも、やはりその後どうなるんだろう、というのが気になるあたりなので、そういう意味ではすっきりしない。さらに、題名の桐島が部活をやめたのか、やめたならその理由もはっきりとはしない点においてはっきりしないところが気になった。
    しかし、総合的にはぱっと読むにはいい作品だな、と思った。

  • 読んでいて苦しくなった。学生時代にありがちな出来事ばかり。こういうことがあることを知っておく価値があると思う。中高生は読むべき本。

  • 5年位前か、同僚が本作を読んで、めっちゃリアルと評した。
    スクールカーストとか、違うグループの子との距離感とか、それとは別の、十七歳特有のもどかしさとか。

    彼女もいて、バレー部キャプテンで、「上のランク」の桐島は、作品には直接的には現れない。
    周辺の生徒たちから噂されるだけ。
    不在の中心。
    なにか「藪の中」的な構成。

    ただ、部活をやめた桐島が、作中で絶対的な存在かというと、そうでもない。
    むしろ、映画部の前田くんの存在感が大きくなっているような気がするのは気のせい?
    そうして、この、下層カーストの人として登場した前田くんが、上のカーストにいるはずの広樹の目からは、光を放つ存在として語られていく。

    死んだ異母姉の身代わりを、葛藤しながらも引き受けようとする実果の物語も、切ない。

  • デビュー作というのがすごいな。リアルさを感じさせる心象風景、表には出さないが、それぞれが他者を羨む構図、その構図がじゃんけんのようにループする。短編連作のように視点が多重であるが、それぞれが繋がりを持っているところはいい。私としては、高校生は遥か彼方だが、今の学生がこれをリアルに感じるなら、昔も今もあまり変わらないのだな(言葉遣いはともかく)、と感じる。ただし、実果のくだりは、本作の雰囲気とは異質な感が残る。

  • 映画より本で読んだほうがおもしろかった!

  • 高校生がずっと昔になっている今、読みながらその感性や感覚を思い起こす必要があったが、読み進めるうちに高校時代の空気をつつまれた気がする。

  • ある高校のバレー部のキャプテン、桐島君が突然部活をやめる。
    でも、桐島君本人はぜんぜん現れない…

    桐島君のまわりの関係のあるひとや、関係のない人のそれぞれのキュンとくる切ない話

    ちょっと切なくて、でも爽やかな話たち

    実果ちゃんの話は、切なく悲しい話
    お母さん、いつか実果ちゃんの存在に気づいてほしいな〜

  • 朝井リョウの作品は、女性作家かと思うくらい内面描写が細かくて上手い。デビュー作であるこの作品も高校生の繊細な心の動きが表現されていてとても楽しめる。

  • 朝井リョウさんの作品は読んだことがあったけど、そんなにはまれず他の作品に手が出ずにいた。
    でもテレビで話しているのをみて朝井さんに興味が出ていまさら「桐島」を。
    結果とても良かった。高校生の頃を思い出しギュッとなった。これデビュー作ってすごい。

  • 読後の感想は、「何が面白かったんや??」でした。高校生活をその他大勢で過ごした自分には関係のないことでしたね。。あとまあ、おっさんが読むものじゃないってことね。
    ただ、RADWIMPSを言及してるところは、さすがだなと思いました。

  • うん...青春詰め込み系だったので私に向かなかったのと、書き口もあんまり好みじゃなかったかな

  • 映画を随分前に観たけど、映画は小説のテーマを汲み取り作ったという感じがした。小説も非常に面白く、特に、言った言葉と思ってる言葉の境界線が曖昧で、その曖昧さや残酷さが登場人物の高校生らしさをリアルにさせているな、と思った。

  • 上とか下とかを外れて、何かに熱中できるということは一つの才能である。
    終わりなき退屈を生きた世代としてはわかるものの、時代は10年前ぐらいだろうか?
    現代の危機的な世界に合わせて、また別の、新しい世代は始まっているのだろうか。

  • 登場人物6人の青春群像劇。

    中には切ない境遇の子もいたけど、全体を通して一般的な学生たちの日常がリアルに描かれていて、共感できる部分が多かった。自分が学生時代の時って、価値観の多様性ってまだそんなに受け入れられてなかったなぁ、視野が狭かったというか…。自分の持っている価値観が絶対で、そこから外れるものは異質なものとして排除してしまって、似たような価値観の人たちと仲良くしてた気がする。社会人になってからかなぁ、世界には様々な価値観や生き方があることを知ったのは。今振り返るとホント子供だったなぁって思う。

    作風としては、登場人物たちの心理描写と風景描写がとても丁寧で繊細。全てを感じ取れない自分の感性のなさにガッカリした。これ読者によってはもっとスゴい世界が広がるんだろうなぁ。

  • キャッチーなタイトル、タイトルになっていながら桐島が最後まで登場しないこと、登場人物たちの心理描写のみずみずしさ。全てに惹かれた。高校生活における「上下関係」って、確かにあったし、「上」に憧れていたことも思い出した。

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