自らはきっと手に取らない種類の歴史小説。時代的にも、地理的にも興味の対象にならないところなのだけれど、訳あって、読んでみることに。毎度のことながら、最初、登場人物に親しむまでに時間がかかり、付箋まで投入して読み進め始めたものの、物語が動き始めると、面白くて、自然に人物たちが形作られ、立場もわかって面白かったです。トルコ軍が巨大帝国になる礎となった戦いなのですよね。史実にあることの小説化にあたり、塩野さんはそうとう資料を当たられたとお見受けします。戦いの様子、状況の変化が刻々とわかり、後半は一気に読んでしまいました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2007
- 感想投稿日 : 2007年7月30日
- 読了日 : 2007年7月30日
- 本棚登録日 : 2007年7月30日
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