2016年2月13日読了。大森望編集による、過去/未来への移動・繰り返し・遡行・逆転などの、「時間」をテーマにしたSFアンソロジー。「同じ時間を繰り返す」リピートものはコンピュータゲームなどに馴染んだ比較的最近の世代の作品かと思っていたが、筒井康隆にこんな短編があったとは知らなかった、ただ「自分だけ同じ時間を繰り返す」のではなく、「全ての人が繰り返したことを記憶する」こと、その理由が明示されないのが時代か・・・。フィッツジェラルドの「ベンジャミン・バトン」もこのラインナップにあって異色とも思ったが、最後にいい余韻を残してくれてこのアンソロジーの品質を高めてくれている感もある。面白かった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリ小説
- 感想投稿日 : 2016年2月13日
- 読了日 : 2016年2月13日
- 本棚登録日 : 2016年2月13日
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