2012年10月23日読了。若き日の塩野七生(文中何度も「三十台の娘」的な表現が出てくる)によるイタリアンエッセイ&小品集、書簡風の文章など中にはフィクションも混じっているのかな・・・?陽気で明るく美しいイタリア~ンはだめなところもあるけれどやっぱ最高、それに引き換えお馬鹿なアメリカ・面白くない日本はいやーね、という決まりきった文章だけではなく、面白い。ナポリと他の地方の国民性の違いの話、ローマ時代から続く上下水道の話、シチリアマフィアの話、など軽さも重さもあり、深みがあり考えさせられる。しかし、どーしよーもない部分も多々あるが歴史も人間も含めて愛すべき国、というのはイタリアに限らずどの国もそうかもしれないな。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2012年10月23日
- 読了日 : 2012年10月23日
- 本棚登録日 : 2012年10月23日
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