緋色の研究 (創元推理文庫 101-5)

  • 東京創元社 (1960年8月1日発売)
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本棚登録 : 234
感想 : 24
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2016年11月2日読了。シャーロック・ホームズとワトソンの初登場作品、図書館のリサイクル文庫を入手して読了。小学校くらいに「まだらの紐」「バスカヴィル家の犬」などは読んだがこれは読み落としていたかも。初っ端から「飛ばして」くるホームズの変人ぶり・有能ぶりと警察の無能(と言うのはかわいそうだが)ぶり、そこはかとなく漂うワトソンの温厚さは十分に表現されていて読んでいて楽しい。ホームズの推理は相当強引で、「え、でも偽名を使っていたらアウトじゃない?」と思ってしまうが、強運も探偵の必須能力の一つ、ということかな…。100年経っても面白いホームズ譚、現代のミステリも当然のようにこれを踏まえて書かれているわけだし、久しぶりに色々読んでみるのもいいかな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ小説
感想投稿日 : 2016年11月4日
読了日 : 2016年11月2日
本棚登録日 : 2016年11月2日

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