内容といい道具立てといい、決して私好みの感じではない。たぶん他の作家さんが書いていたら、さほど興味も惹かれずに「だから何?」とか思いながら半ば義務感で淡々と読み終わって、「うーん、なんか雰囲気はあったけど、それだけかな」っていう感想で★2をつけているであろう。
それなのに、どうしてここまで心惹かれるんだろう。最初の1ページを読んだ時から、そう思いながらぐいぐい引っ張られるように読んだ。著者の筆力? 私との相性? 切ないような、やるせないような読後感がたまらない。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年6月18日
- 読了日 : 2013年6月18日
- 本棚登録日 : 2013年6月18日
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