すべてがFになる (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社 (1996年4月3日発売)
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本棚登録 : 3239
感想 : 508
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海鮮丼は好きですか?

どんぶり飯に海の幸がふんだんに乗ったあれです
まぁ僕なんかほら海の男(純然たる山育ち)ですから当然大好きなわけですが、世に言う海鮮丼論争ってあるじゃないですか?(ない)
曰く、海鮮丼のご飯は酢飯がいいか、普通のご飯がいいか?

世界中で侃々諤々の議論が交されてるわけですが、自分も研究者のひとりとして言わせてもらえば…
絶対に普通のご飯ですね!間違いないです

上にのってる海の幸をどのように捉えてるかによって意見は分かれると思うんですよね
具体的に言うとネタとして捉えるか、おかずとして捉えるかです
もちろん自分はおかずとして捉える派なので

『酢飯が邪魔になる』なんちて

さて『すべてがFになる』です

言うまでもなく日本ミステリー史に燦然と輝く名作なわけで、やはりミステリー好きとしては一度は読んでおかねばなるまい!と手に取ったわけですが、うん、読んだことあった〜
そりゃあそう、そりゃあそうですよ!この私が読んでないわけないじゃないですか!しかも自分理系ですよ!(知るか!)

ミステリーで最初に読者に提示される謎は題名であるべき派に属する自分としては(他になに派があんねん)すんばらしい題名ですよね
この謎が解けたときになるほど!って思えるかどうかでこのお話が肌に合うかどうか、もっと言えば森博嗣さんが合うかどうか決まると思うんですよね

ただやっぱり色んなところで「天才だから」で片付けられてるところが多いのがどうしても気になっちゃうんですよね
一方で天才たちから放たれる言葉や思考が、森博嗣作品の魅力でもあると思うんですけどね

いずれにしろこの「奇想天外」な密室トリックはミステリー好きなら一度は読むべき傑作だべさ!
コンピューター系の技術的な部分はしょうがないとしても全体的に古臭さを感じないところもやはり名作たるゆえんと思うったい!(語尾が定まってない)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 森博嗣
感想投稿日 : 2022年10月13日
読了日 : 2022年10月12日
本棚登録日 : 2022年10月6日

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コメント 4件

土瓶さんのコメント
2022/10/13

勝利を確信した!
最初の1行。そして本のタイトル。
間違いない。
「すべてがエビになる」
これだ! これに違いない!

え?
うん。
落とし穴って勝利を確信したときに来ることを学んだ。
まあ、酢飯でもいいです(笑)

それで思い出したんだけど、牛タンには麦めしかどうかの論争も。
もちろん私は麦飯派です。とろろをかけて頂きます。
つまりはそういうことです。
何の話でしょう?(笑)

ひまわりめろんさんのコメント
2022/10/13

牛タン嫌いなんでどっちでもいいです(冷たっ)

autumn522akiさんのコメント
2022/10/14

ひまわりめろんさん、こんばんは!
名作、来ましたね。タグ名がスゴイw

この本のタイトル名ですが、めちゃくちゃ引きが強いですよね。

なんだこの本、どういう意味なの?
そして読んでみると… うわぁぁ という感じでしたね。

ひまわりめろんさんのコメント
2022/10/14

秋さん
こんばんは!

そうなんですよ
「引きが強い」いい兵庫県民ですね
間違えたいい表現ですね

そして読み終わってあらためて思ったのは読む人を選ぶ作品だなってことでした
「うわぁぁ」をちゃんと感じられる自分で良かった

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