さぁフィリップ・マーロウだ!
フィリップ・マーロウと言えばハードボイルド!
ハードボイルドと言えばフィリップ・マーロウ!
もうハードリップ・ウイロウでいいくらいだ!(それもういいし後半名古屋名物になってるし!)
死ぬ前に読みたいリストに挙げたハードボイルドの伝説的大家レイモンド・チャンドラーの名作中の名作3冊の内の第一弾です
しかもあえての村上春樹さん訳を選ぶひねくれっぷり
実は村上春樹さんそんなに好きじゃないんですがw
もちろんハードボイルドは大好きで実は『長いお別れ』『さらば愛しき女よ』『プレイバック』も持っていたんですが(全てハヤカワ文庫)なんかもったいなくて今まで読んでなかったんです
遠足前日のドキドキワクワクをずっと楽しんでいたい
そんな気持ちのままいるうちに
もうそんなこと言ってる場合じゃない年齢になってしまいましたw
ということで手遅れになる前に
たとえばBARで偶然知り合った私立探偵が抱える事件に巻き込まれる前に
読んでおこうと思い立ったのです
で読んでみて思ったこと
マーロウとは友達になれんなこれ
ということでした
ただの頑固なおっさんやんw
そしてマーロウとは友達になれませんが
お話は凄い面白かったですね
やっぱり
そりゃあもうやっぱり面白かったです
特筆すべきはチャンドラーの文章ですよね
村上春樹さんの訳が素晴らしいのかは分からないですけど
う〜んなんて言ったらいいのか
物凄いアップダウンがあるわけでも物凄い曲がりくねったりしてるわけではないんです
スピードが凄い出てるわけでもなく交通量が多いわけでもない
かと言って平坦なだけの道ではないという
特別な運転技術が必要なわけじゃないけどドライバーを飽きさせない
目を奪われて釘付けになって前方不注意になるような景色ではないけど退屈なわけでもない
先へ先へと進みたくなる
そんな道なんですよね
そしてそういう道なので古さも感じない
だからかなりのボリュームなんですがあっという間に読み終えてしまいました
未だに世界中で愛されるのも納得の一冊でした
- 感想投稿日 : 2022年3月29日
- 読了日 : 2022年3月28日
- 本棚登録日 : 2022年3月24日
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