有名なディズニー映画の基になったお話。元は戯曲だったものを小説化したものだとか。ウェンディたちの冒険を空からのぞきこむような語り口が楽しい。フックの意外な過去に、悪役の人間らしさが窺い知れる。
ややマイルドにされたディズニー映画では感じ取れないピーターの孤独が、とても印象に残る。お母さんを1番欲しているのはピーターなのに、自ら望んで子どもでいるとはいえ、周りがみんな大人になっていくのを見届けるのは辛い。ネバーランドに棲み続けることの代償はあまりにも大きいと、大人になった私は思うが、さて子どもたちはどう思うのか。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
海外児童書
- 感想投稿日 : 2022年5月6日
- 読了日 : 2017年10月14日
- 本棚登録日 : 2021年4月17日
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