数学者・フェルマーが作った「フェルマーの最終問題」が出題されてから、アンドリュー・ワイルズがその解法を見つけ出すまでの350年間の物語である。その謎が解き明かされるまでに数々の数学者がその謎を解こうと奮闘する姿がとても格好良かったです。途中途中で出てくる数学的に難しい言葉は飛ばし飛ばしにして読んでいたものの、その間に挟まる人間ドラマが秀逸でこれが本当に起きていたことのかとおもうととても信じられない気持ちになった。
そして、この問題を解いたアンドリュー・ワイルズがそこにたどり着くまでの8年間もとても面白い。まさか、日本人の提唱した理論がその謎の解明に大きく解明していくことになろうとは…、同じ日本人としてとても嬉しい気持ちになりました。
例えたとえかなわなくても、その熱意が解明に繋がった歴史の積み重ねがとても感動的なものだと思いました。
読書状況:読み終わった
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教養
- 感想投稿日 : 2022年5月29日
- 読了日 : 2022年5月29日
- 本棚登録日 : 2020年9月19日
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