ほぅ…。匣の中を想像すると怖い。でも覗きたい、そっち側に行ってみたい、関口くんの気持ちが少し分かる。彼にはそれを止めてくれる友人がいるので有難いことだな。
今回は木場修が第二の主人公みたいなものだったが、前半の鬱々とした感じは長さも相まってやや疲れる。榎木津と鳥口さんで癒される。
こんなお話をよく思いつくなあ、そしてなんか分かったような気にさせる京極堂の弁舌、凄いです。
話の奇想天外さと比べて、文章は情感あるというか綺麗なのでそのアンバランスも癖になる気がする。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2022年12月24日
- 読了日 : 2022年12月23日
- 本棚登録日 : 2022年12月23日
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