久しぶりに荻原規子の小説を読みました。
姫神という存在や、山伏、泉水子がどういう立場にあるのか、深行との関係、進学の話など、今後に続きそうな要素を丁寧に描いています。
まだまだ序盤で、この話がどう転ぶか全く見当がつきません。
世界観の作り方は流石の手腕です。
山や神社の神秘性をうまく描いていて、日本独特の現代ファンタジーに仕上がっています。
引っ込み思案の泉水子の、その運命の巨大さに圧倒されそうになるのですが、少しだけ東京に出て成長した彼女が、今後どう変わるのかが楽しみです。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年5月18日
- 読了日 : 2021年8月1日
- 本棚登録日 : 2013年11月16日
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