岸辺露伴 ルーヴルへ行く (愛蔵版コミックス)

著者 :
  • 集英社 (2011年5月27日発売)
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本棚登録 : 1652
感想 : 149
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岸辺露伴の過去と思い出の中の女性…という普段のジョジョでは考えられないようなセンチメンタルな内容と、いつものジョジョらしいサスペンスホラーテイストさが、あのルーヴルをめぐる物語に…!

この漫画を読んだときは、あのルーヴルがまさか!と思ったものです。
何かのお折にジョジョ展に行き、ルーヴルに展示されている古典的な作品のポーズと、ジョジョ立ちの親和性に気づいたときにはおおっと思いました。

当時読んだときはあまりぐっとくる要素のない物語でしたが、年を重ねて再読すると、なんとも味わい深い物語。
ちょっと値段が上がってきたところで思い切って買いました。

巻末の記事も興味深く、ルーヴル美術館だと「アート」って言葉じゃ軽くなりそうだな…くらいに高尚なイメージが、少し変わったような感じがします。
日本の漫画とフランスのBDの違いなど、海外文化に見られる価値観にも触れられ、大変面白い。

内容的にはカラーが思ったより目に優しく、意図的に荒木先生が淡い色味を選んでいたらしい。
また、実はルーヴル美術館所蔵のあの彫刻のポージングがモデルのコマもあり、遊び心も楽しい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年1月11日
読了日 : 2023年1月11日
本棚登録日 : 2023年1月11日

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