一度等伯の生の絵を見たことがあります。
あの力強くも静寂な世界は等伯の体格もあったんですね。
名前を残す天才たちは、感覚的に描くことを知っているのだと思っていました。
しかし、この本の中の等伯は、いたって普通の感覚を持っています。
人並みに自分の才能に苦悩していて、それを乗り越えてより良い絵師になろうとしている。
等伯の人柄には特に惹かれることはないのですが、試行錯誤を繰り返し、自分の弱さを乗り越えていく姿に励まされました。
私も趣味で絵を描きますが、等伯のように謙虚に学び、腕を磨いていきたいと思います。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年4月19日
- 読了日 : 2013年4月19日
- 本棚登録日 : 2013年4月12日
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