屍鬼(一) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2002年1月30日発売)
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感想 : 641
5

読み始めて最初、登場人物は多いは、5巻まであるはで途中で多分挫折するな。そう思った。

それでも少し我慢して読み進めれば後はもう、ノンストップであっという間に1巻読了。面白かったー!

次々と亡くなる村人、謎の家族、必ず何かが背後にあるのだけれどそれはまだ姿を現さない。
非常に不気味で怖い。
でも、この小説はホラーだけではない。
日本の村社会の縮図を上手く描いている。
娯楽も何もない村、他人の家のことに好奇心丸出しの人々、表では上手く取り繕って裏では気に入らないと文句を言う。

余談で私もこの外場村ほどではないが、それなりの田舎町の出身だから、あぁ、あるある。と共感できる部分もあった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年2月21日
読了日 : 2018年2月21日
本棚登録日 : 2018年2月21日

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