悪魔の手毬唄 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (1971年7月14日発売)
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本棚登録 : 2265
感想 : 168
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個人的第1次金田一ブームの頃から一番好きな物語です。
最近、石坂浩二版の映画を観ていたので、相関関係も大体頭に入っていて物語にどっぷりと浸れました。
見立て殺人、悲劇の元となった当時の田舎に根付いていた差別意識とそれに対する復讐心、解決した後のやるせなさ、横溝作品の要素が満載です。
金田一さんと老婆がすれ違うシーンにある、犯人の心理を小説で知って改めて震えました。
もう一度映画を観ないといけないな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年3月29日
読了日 : 2023年3月29日
本棚登録日 : 2020年11月6日

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