幻夜 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2007年3月20日発売)
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本棚登録 : 24693
感想 : 1567
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白夜行から引き続きで、まさに彷徨う感じ。
雅也には余りにも救いのない物語。
私も、美冬=雪穂説に全面的賛成なのですが、美冬が欲望の権化としか感じられず、かなり戸惑いました。最期の辺りでは、もはや人ではなくなりつつある感じも更に恐怖です
白夜行で亮司を失った雪穂が、雅也に“拠り所だった亮司=夜を照らす光“を求めたけど、それは幻でした・・・とか考えましたが、そんなタマじゃないですね。
自分では直接手を汚していないけど、どれだけの人を踏み台にしてるのだろうか。
私の中の悪女1位、認定です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年7月12日
読了日 : 2023年7月12日
本棚登録日 : 2023年6月18日

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