乙一さんの長編に挑戦しました。
はじまりの章「アイのメモリー」は、人間の言葉を覚えたカラスが、眼球のない少女と交流していく話なんですが…
そのグロテスクなこと!
早速、読み始めたことを後悔しそうになったけど、自分で“黒乙一”を望んだのだから、絶対に最後まで読もうと思い直す。
本編に入り、事故で左眼を失った女子高生の“私”が主人公。
移植手術で死者の眼球の提供を受けた“私”。
しかしその左眼は、その眼が見てきた風景の“記憶”を映し出す。
そして“私”は、提供者の住んでいた町を訪れるのだが…
この先も、グロテスクな場面が度々登場する。
だけど、そういう怖いだけのストーリーじゃないんです。
人間の、愛に溢れた優しい物語なの。
人間の、哀しみや弱さが胸に刺さる。
なのに、登場人物たちに“強さ”も感じる。
そんな読みごたえのある作品でした。
そして、ホラーと言うよりミステリーなのかな?
という印象です。
この本は、ほん3さんに紹介してもらいました!
キョーレツな場面もあったけど、読んで良かったよ。
ありがとう(´ε` )
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
2022
- 感想投稿日 : 2022年8月18日
- 読了日 : 2022年8月18日
- 本棚登録日 : 2022年8月18日
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コメント 3件
aoi-soraさんのコメント
2022/08/19
土瓶さんのコメント
2022/08/19
aoi-soraさんのコメント
2022/08/20