燃えるスカートの少女

  • 角川書店 (2003年5月30日発売)
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本棚登録 : 170
感想 : 27
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たとえていうなら、ミニシアターでたまにリバイバル上映される東欧の短編映画、みたいな。色鮮やかできれいだけど、根本的な世界観が自分の日常とはまったくかぶらない感じ。虚構がルールとして成立している世界の、エロくて不思議な小説たち。

読み終わった後、なんともいえない虚脱感と暗い気分に覆われる。
漢方の陰陽で言うところの陰に属する小説だと思う。でもセンチメンタルだったり、鬱だったりはしない。なんだろう、吸い取られる、冷える感じ?麻薬のような感じ?

それも含めて不思議で、他に類を見ないことは確かです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2010年9月22日
読了日 : 2010年9月22日
本棚登録日 : 2010年9月22日

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