学者の値打ち (ちくま新書)

著者 :
  • 筑摩書房 (2004年7月6日発売)
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大学が大衆化し、高度知識社会化して研究者の数が日本だけで推定100万人いるという現代社会において、学者の値打ちとはどんなものか。アカデミズムとジャーナリズム、アカデミズムとビジネス界をそれぞれ対立項として捉える視点は恥ずかしながら自分にはなかった。長谷川慶太郎、堺屋太一、大前研一、山本七平に対して、森嶋通夫、佐波隆光、加藤尚武、岩井克人。どっちが影響力が大きいかと言うとビジネス界では圧倒的に前者。加藤、岩井に至っては僕は名前さえ知らなかった。でもビジネス界って言うのはアカデミズムの世界に比べて知的レベルがぐんと落ちるところであって、「ビジネス書は本ではない!」だって。ガーン!

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: その他
感想投稿日 : 2008年2月27日
本棚登録日 : 2008年2月27日

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